雇用保険法の目的と保険給付の全体像

失業等給付・育児休業給付・雇用保険二事業。枝分かれの激しい雇用保険法を、まず1枚の地図にまとめます。

編集・検証: 社労士スタディ編集部 公式情報: 全国社会保険労務士会連合会 試験センター 制作・検証方針

雇用保険法は「失業したら終わり」ではなく、働き続けるための仕組みでもあります。まずは給付の地図を頭に入れましょう。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

今日から雇用保険法。
最初にやるのは暗記ではなく地図づくりよ。
給付の種類が多くて、地図なしだと必ず迷子になるの。

戸倉 ジャスミン(笑顔) 戸倉 ジャスミン

雇用保険って、会社辞めたときにもらえるお金でしょ? それくらいは知ってるよ!

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

半分正解。
それが基本手当ね。
でも雇用保険は、それ以外にもたくさんの顔を持っているの。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

先生、質問があります。
条文の目的規定には、失業以外に何が書かれているんですか。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

失業した場合、雇用の継続が困難になった場合、自ら教育訓練を受けた場合、子を養育するため休業した場合。
この四つに給付を行う、と書いてあるわ。

雪村 ましろ(びっくり) 雪村 ましろ

うぅ〜ん…じゃあ、辞めてない人ももらえることがあるんだ…?

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

そう、そこが大事。
育休中の人も、60歳を過ぎて賃金が下がった人も、在職したまま受けられるのよ。

深見 つむぎ(普段) 深見 つむぎ

整理します。
大きな柱は3本。失業等給付、育児休業給付、雇用保険二事業。
この理解で合っていますか。

香月 リサ 先生(笑顔) 香月 リサ 先生

完璧。
育児休業給付は以前、雇用継続給付の一部だったけれど、法改正で独立した柱になったの。
ここは出題ポイント。

戸倉 ジャスミン(普段) 戸倉 ジャスミン

じゃあ失業等給付の中身は? そこがいちばん枝分かれしてそうな予感…

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

その予感、当たり。求職者給付・就職促進給付・教育訓練給付・雇用継続給付の4つ。

順に「失業中の生活費」「早く決まったご褒美」「学び直しの応援」「働き続ける下支え」。
このキャッチコピーで覚えなさい。

雪村 ましろ(笑顔) 雪村 ましろ

わぁ、生活費・ご褒美・学び直し・下支え。
詩みたいで覚えやすいなぁ。

香月 リサ 先生(普段) 香月 リサ 先生

最後に二事業は雇用安定事業と能力開発事業の2つ。
昔の雇用福祉事業は廃止済みだから、「三事業」と書かれていたら誤りよ。

確認クイズ

雇用保険の給付体系に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 失業等給付は、求職者給付・就職促進給付・教育訓練給付・雇用継続給付の4種類に区分される
  2. 育児休業給付は、雇用継続給付の一つとして失業等給付に含まれる
  3. 雇用保険二事業は、雇用安定事業・能力開発事業・雇用福祉事業の三事業からなる
  4. 雇用保険の保険者は、都道府県知事である
こたえを見る

正解: 1. 失業等給付は、求職者給付・就職促進給付・教育訓練給付・雇用継続給付の4種類に区分される

正解は選択肢1。失業等給付は4区分。選択肢2は誤りで、育児休業給付は改正により失業等給付から独立している。選択肢3も誤りで、雇用福祉事業は廃止され現在は二事業。選択肢4も誤りで、保険者は政府である。

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